This entry was posted on 月曜日, 10月 5th, 2009 at 17:16:34 and is filed under 農業. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Both comments and pings are currently closed.
障害者を雇用する農場をつくる:事業として進める覚悟(つくば市議会議員・いがらし立青のページ)
つくばの企業の方と一緒に
都内のIT関連の会社に行き
今進めているプロジェクトの支援のお願いの
プレゼンをしてきました。
ちょっと長くなりますが
その背景について書いておきます。
障害を持つ人たちの
雇用をどうしたら生み出せるか、
といったことをここ数年、
漠然と考えきました。
市議会での活動を通じて
障害を持つお子さんの親御さんたちや
養護学校の先生方、
作業所のみなさん、
自立支援センターのみなさんなどと
接してきました。
現状、つくば市ではどうしても市からの
補助金に頼る運営になっており
元々資金繰りが苦しい中
自立支援法によりさらに厳しい状況がある。
また、認定作業においても
とにかくコストカット第一主義のような現状です。
僕も再審査の依頼等に立ち会うこともありますが
減額の結論が先にあるような審査で
現状が正確に把握されている(しようとしている)とは言えない状況があります。
そのような中、
僕が課題と感じているのが
「働く場」を生み出すことです。
つくば市には、
県立の養護学校が3年前に新設されました。
既に予想された生徒数を超え
空き教室等をフル稼働させても
一杯になっています。
その中で、例えば知的障害を持つ卒業生で
就労できるのは2割ほどです。
親御さんたちからも
「せっかく高校まで行っても、その先がないので
結局家に籠ってしまう」
「働く場所があればもっと元気が出ると思う」
といったお声を多く伺いました。
社会とつながりを持つことで
生きがいを感じられるようにする。
自分の貢献を実感することで
生きる強さを持っていく。
働く場所を得ることは
そんな意味があることだと考えています。
じゃあ、市役所でそういったことがどれくらいできるか。
検討もしてみたのですが
スピード感、コスト面といった点で
事業として取り組むには
とてつもなく時間がかかることを感じました。
市議会議員をしているうちは難しいかな、とも。
そんなとき、
勤務先のコーチ・トゥエンティワン会長の伊藤守さんが
「君さ、自分でやりなよ。」
と言ってくれました。
前から選択肢はそこだ、
と何となく思っていたことでした。
でも、今の議員活動の質を保ちながら
これ以上広げていくことが本当にできるのか、
そんな風に思っていました。
そんな僕の考えを見透かした一言。
動き出しました。
役所ではなく、地域のみなさまのお力を借りながら
民のレベルでの活動を開始しました。
現在僕は議会でも
農業を主要なテーマとしています。
障害者雇用のための農場を作ることができれば
という思いで動き始めたところです。
まったく何もないところからでしたし
具体的なあてがあるわけではありませんでした。
土地を出してもいい、という方が出てきてくれました。
出資をしてもいい、という方が出てきてくれました。
技術的な支援ならできる、という方が出てきてくれました。
チームを組んでバックアップしたい、という方が出てきてくれました。
ここ1、2か月の間に、一気に見えてきました。
本当に心強い。ありがたい。
まだ何も具体化している部分はありません。
私自身も現場のみなさまのお声は聞いているものの
制度設計や運営については全くの手探り状態です。
事業計画もこれから作ります。
これまで障害者支援や自立を目指して
思いを持って立ち上げらた団体は数多くあります。
ただ、どうしても補助金に依存してしまう傾向があります。
補助金が悪いというわけでは全くないのですが
補助金や公金の範囲には限界があり
お金を切られることによって
運営が一気に難しくなってくる。
そこで過ごす障害を持つみなさんは
社会の中で必要とされる実感をなかなか持てずにいるのが
現状と感じています。
つくばで障害を持つ人々が
思いを込めて作った野菜や果物が
地域の子どもたちに食されたり
商品価値があるものとして収入を得られることで
働く幸せを感じられる農場を作りたい。
そして、つくばならではの
農場にしたいとも思っています。
議会でも度々取り上げていますが
つくば市の強み、筑波研究学園都市の強みを
最大限活かしたものにしたい。
世界に誇る人材と、最先端の技術が
これだけ揃うまちはありません。
それをつなぐのは僕の役割だし
5年前最初に議員に立候補したときの思いから
全く変わっていません。
小さなスタートでいい。
でも、必ず事業としてまわる形にしたい。
今後も状況をお知らせしていきます。
みなさまからのご意見をお待ちしています。
福祉経済の一つの形を作れるように
色々な人たちの力を借りてがんばっていきます!